皆さま、お疲れ様です。
人事企画課より【初歩から始めるPCテク PowerPoint基礎知識編】の5回目をお送ります。(全6回シリーズ)
いまさら人に聞けないけれど、何となく使っているPCスキルの”キホン”を押さえる内容になっておりますので、
業務を始めた時のドキドキを思い出しながらご覧ください。

第5回目のテーマは「見やすさ・読みやすさを意識する」です。
見やすい・読みやすいスライドを作るポイントをいくつかご説明いたします。
では、目次をどうぞ。
1.視認性を意識する
2.可読性を意識する
3.行間を調整する
4.文字の揃えを意識する
Appendix.業務資料にイラストや写真を使うときに意識する6つのこと
「視認性」とは「目で何かを見たときの確認のしやすさ」を表した言葉です。(goo辞書 視認性 デジタル大辞泉(小学館))
「パッと見ただけで、内容と重要な事柄が伝わりやすい」
「色や形が目立って、文字が大きくて見やすい」
そういう風にデザインされたものは視認性が高く、情報がすんなりと入ってきます。

反対に、情報が伝わらないものは、デザインの視認性が低く、読み手にストレスを与えることもあります。
では、視認性が低いスライドデザイン例を見てみましょう👇

NGデザインは、読みにくいですね!(やりすぎました)
文字情報が詰め込まれ、それぞれの情報に差が無いため、文章がカタマリに映り、読み手の脳にストレスを与えます。
次に視認性を意識したデザイン例を見てみましょう👇

NG例と比べると、OK例はスライド全体にメリハリが出てきました。
また、見出しのフォントを強調することで、読み手に読んでほしい優先順位をアピールし、
本文も情報ごとにグルーピングし、余白があることで、すっきりとした印象です。
内容はともかく、パッと見で情報に気がつきやすいデザインになりました。
読み手にスライドの情報を伝えたい時、まずは見やすいデザインを意識することが大切なポイントになります。
次に「可読性」についてポイントを見ていきます。
「可読性」とは「文字や文章の読みやすさ」を表した言葉です。(goo辞書 可読性 デジタル大辞泉(小学館))
「文字・数字・記号などが読みやすくて、理解しやすいもの」は可読性が高いデザインと言えます。
文章の読みやすさは、文字の大きさ、書体や字詰めや、行間の工夫で大きく変化します。

では、可読性の低いデザイン例を見てみましょう👇

NG例のデザインは、文字の色が薄く、文字も小さいため、読むのに集中力が必要なので、
読み手にストレスを与えています。
次に可読性を意識したデザイン例を見てみましょう👇

NG例に比べると、OK例は文字列が認識しやすくなり、
情報ごとにグルーピングされ、間に余白があることで文章が格段に読みやすくなりました。
デザインは「余白」の取り方で印象が変わります。
余白自体もデザインの大事な要素として意識してみてください。
読みやすさの大事な要素の「書体(フォント)」は、種類も多く作成者の好みも分かれますが、
ビジネス向けであれば、1つの資料の中で使う日本語の書体(フォント)は原則1種類に限定し、
資料に統一感を持たせることをお勧めします。
読み手が読みやすい書体・大きさ・色を考えて、相手に読んでもらえる資料を作っていきましょう。
「行間」とは行と行の余白を言い、ここを調整すると文章の印象が変わります。
それでは調整する前とした後を見ていきます。
最初の方が行間の調整前で、後の方が調整後です。

行間の設定方法をご説明します。



行間の数値は、文章の長さ、スライドのサイズによって適した数値が変わりますので、あくまで目安にしてください。
PowerPointの文字の揃えは5種類あります。
「左揃え」「中央揃え」「右揃え」「両端揃え」「均等割り付け」です。
同じ文章でも文字の「揃い」によって読みやすさが変わってきます。

行数が多い文章で中央揃えにした場合、読み手の視線移動が多くなり読みづらくなります。
文章の始まりである行頭は揃えて、視線移動に規則性を持たせましょう。
文章が多い時は、左揃えで作成することをお勧めします。
文字の揃えはホームタブから設定できます。

文字の揃えはよく使う操作ですので、ショートカットキーを覚えると便利です。
「左揃え」は【Ctrl+L】(LeftのLで覚える)
「中央揃え」は【Ctrl+E】(Centerの2文字目Eで覚える)
「右揃え」は【Ctrl+R】(RightのRで覚える)

ただし、大きい桁の数字が縦に並んだ表の場合は「右揃え」が向いています。

その他、数字を横並びに記載する場合は、左揃えより「中央揃え」がバランスが良く見やすいです。

スライドの内容に合わせて、読み手を意識しながら作成してください。
突然ですが、皆様。
新聞記事を社内で共有する場合、次の2つのうちどちらが違反かわかりますか?
① 紙面を切り取り、回覧する
➁ 紙面をPDFにし、メールで共有
ご存じのとおり、新聞の報道記事も著作物に当たります。
①の購入した新聞の回覧は複製(コピー)ではないので、大丈夫なのですが
➁の場合、無断で行うと複製・転載にあたり違反になります。
ネットニュースのURL共有は著作権の侵害にならないのですが、
その利用にあたっての条件が指定されていることがありますので、
各サイトの「利用規約」を確認して、適切な利用をする必要があります。
著作者の許諾を得て、その利用範囲内であれば利用ができますので、必ず規約を確認してください。
これは大丈夫だろう、と軽く考えて知らないうちに著作権を侵害しないように
情報のアンテナを張って、法律を守っていきましょう。
👇👇👇著作権についてまとめています!クリックをどうぞ★
(2枚目をピックアップ。全部で6枚)

<初歩から始めるPCテク PowerPoint基礎知識編>

ここまでご覧くださいましてありがとうございます✨
次回もどうぞお楽しみに。

初めて聞く内容ではありませんが、では徹底できているのか、と言うと。。。
これは参考になりますし、読みやすかったです。
常に読み手や聞き手を理解して考える、肝に銘じます!
石岡さん、コメントありがとうございます!
記事が参考になって良かったです☺
次回もお役に立てるよう頑張ります。