お疲れ様です。情報システム部 森です。
前回に引き続き、今回も「PERSOL Chat Assistant」の「CHASSU」(ちゃっす)をあまり使ったことが無い方向けのコンテンツをお送りします。
| 【今回のテーマ】CHASSUでプロンプト(指示/質問)を書くコツ |
”プロンプト”とは、生成AIやCLI(コマンドラインインタフェース)などの対話形式のシステムにおいて、ユーザーが入力する指示や質問のことをいいます。
今回、CHASSUで”プロンプト”を書くときのコツを5つご紹介したいと思います。
※CHASSU画面で下記のような入力ボックスがありますね。プロンプトはここに入力します。

| コツ① 最新モデルを使用する |
CHASSUでも一つ前のモデルの「GPT-3.5」と最新の「GPT-4」から選択できますが、
GPT-3.5の出力結果は情報が古いことがあるのに対し、GPT-4では比較新しい的情報を用いて回答が出力されます。
※但し、GPT-4もGPT-3.5と比較して新しい情報を用いるというだけで、GPT-4でも2021年9月時点のデータより新しい情報は持っていません。
CHASSUでは、画面上部にある以下のボタンで切り替えて使いましょう。

| コツ② プロンプトの最初に指示を置き、指示とコンテキストを区切る |
プロンプトの最初に指示を書くと、期待する出力が得られやすくなります。
また、指示とコンテキストを区切ると、意図した回答が得られやすくなります。例を見てみましょう。
※コンテキストとは”文脈”の意味で、下記の例では{ここにテキストを入力}の部分(要約して欲しい内容)になります。

どちらの例でも、1行目に指示を書いている点で同じですが、2行目のコンテキストの書き方が異なります。
悪い例では、どこからが”テキスト”なのかが分かり難いため、始まりを間違える可能性がUPします。
それに対し、良い例では「# テキスト:」と区切り文字を使って明確にしているため、意図した回答を得やすくなります。
| コツ③ 具体的かつ詳細に記述する |
これは、人に対して指示するときでも同じだと思いますが、指示内容が曖昧だと、意図した結果を得にくくなります。
できるだけ、具体的かつ詳細に指示するようにしましょう。
※「かなり」・「少なめ」などの曖昧な形容表現の使用も避けるようにしましょう。

| コツ④ 出力項目を指定する |
出力項目を指定することで、指定した出力項目の回答を得ることができます。
※下記の良い例では、「# 出力:XXX」のように指定しています。

| コツ⑤ 否定形でなく肯定形を使う |
例えば、「〇〇をせずに~~してください」のように、否定形の指示よりも、
「〇〇をして~~してください」のように、肯定形の指示を使ったほうが回答の精度があがるようです。

| まとめ |
いかがでしたか?
今回はプロンプトを書くコツとして5つ取り上げましたが、CHASSUのテンプレートやプロンプトギャラリーを見るのもプロンプトの書き方の参考になりますので、是非見てみてください!
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