| 【今回のテーマ】不審なメールの見分け方や対応について |
お疲れ様です。情報システム部の 東です。
昨今、様々なウイルスメールが飛び交っております。
その中でも被害の多い、ランサムウェアの感染経路として68%が「VPN機器からの侵入」15%が「リモートデスクトップからの侵入」
そして、9%が「不審メールやその添付ファイル」を介した感染となっております。
9%と見ると小さい数字に見えますが、皆さま一人一人が注意しないといけないと考えると、決して小さい数字では無いかと思います。
今回の3分ITは、不審なメールの見分け方や対応について学んでいきましょう。
| 不審なメールの特徴と見分け方 |
外部からPMKの社員宛てに来た下記メールを見ておや?と思う箇所を5つほど見つけてみて下さい。

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いかがでしょうか。それでは答え合わせです。

上から順に…
①ビジネスメールを装っているが、フリーアドレスからメールが送信されている。
②文字化けしている
③心当たりのないサービス
④日本語ではない漢字が使われている
⑤本文に問い合わせ先がない
皆さんは、いくつ見つけられたでしょうか?
不審なメールには、違和感のある個所がいくつかあるので1つでも「おや?」と思う所があったら、よく注意して見直してください。
| ランサムウェアとは |
ランサムウェアとは、身代金を意味する「Ransom(ランサム)」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせた造語です。
暗号化することでファイルを利用不可能な状態にした上で、そのファイルを元に戻すことと引き換えに金銭(身代金)を要求する不正プログラムを指します。
2017年には、ランサムウェアの一種である「WannaCry」が世界中のコンピューターに感染し、大規模な被害をもたらしました。
WannaCryの感染によって工場が操業停止に追い込まれた企業が複数あるほか、イギリスでは国営医療サービス事業を行っている
National Health Serviceが被害を受け、手術の中止や診療が行えないといった事態が発生しました。
ランサムウェアによって暗号化されたファイルを元に戻すのは極めて困難な上、身代金を支払ってもファイルが元に戻る保証はありません。
そのため、ウイルス対策ソフトを利用する、OSやアプリケーションの脆弱性を解消する修正プログラムやパッチを適用するなど、
セキュリティ対策を適切に行い、ランサムウェアの感染を防ぐことが何よりも重要です。
具体的に皆様の業務に置き換えて考えてみましょう。
もし感染してしまうと、全てのファイル、フォルダにパスワードがかかり、そのパスワードは特定する事が
不可能な為、業務の存続が不可能ですね…

もっとランサムウェアについて詳しく知りたい方はコチラ
| 感染が疑われた時は… |
下記手順にて実施して下さい
①ネットワークから隔離させる!
1. LANケーブルを抜く
2. SIM通信をオフにする
3. Wi-Fiを切断する
※最優先で実施すること!
②情報システム部に連絡し、指示を仰ぐ
※不審なメールは転送しないでください!
③ESETによるウイルススキャンを行う
ⅰ.PC左下の、ここに入力して検索欄より「eset」と入力し、ESET Endpoint Scurity をクリックする。

ⅱ.表示されたウィンドウから左側の「コンピュータの検査」をクリックし、「コンピュータの検査」をクリックする。

| 理解度チェック |
今回の記事に対する設問を2問準備してあります。
下記リンクから、理解できているかチェックしてみましょう。
回答後、「送信」ボタン押下で「完了しました」画面になりますので「結果の表示」ボタンを押下して結果をご確認ください。
| 次回告知 & バックナンバー |
・次回の「3分IT」は 2023年7月19日公開予定です!
・バックナンバー一覧はこちら!

[…] そのメールは大丈夫? […]
②情報システム部に連絡し、指示を仰ぐ
インターネットに接続していなければメールも送れないし、電話にしても情報システム部の番号わからない!電話番号一覧見て調べられない!(パニック!(@_@;))とならないように業務端末に登録、ノートにメモしておきました。
まずは不審メール気を付けます!
コメントありがとうございます。
仰る通り、インターネット接続が出来なければ、電話番号も調べる事も困難になりますね。(ファイルサーバの電話番号一覧にもアクセス出来ないなど…)
そうならない為にも事前準備はとても大事かと思います。
もし困ったら周りに相談(電話番号調査や代わりに情シス電話してもらうなど)して頂ければと思います。
いつも役に立つ情報をありがとうございます。
理解度チェックも2問と答えやすい設定です。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
コメントありがとうございます。
皆さまの貴重な時間を頂いておりますので、
有意義なコンテンツ制作に向けて、より一層努力してまいります。
記載いただいている注意喚起や報告目的であっても、情シスや周りに転送しない!は実は見落としやすいミスだと思います。
受け取った人がうっかり開いてしまうということもあるので、注意いただきたいです。