お疲れ様です。情報システム部 森です。
PC使用中に 「怪しい警告メッセージが表示された」、「不審なメールの添付ファイルを開いてしまった」 など、
PCウィルスに感染したかも？と思った時、皆さんは真っ先にどのような行動をとりますか？
普段理解しているつもりでも、いざこのような場面に直面した時に、焦ってしまってすぐに行動できないということもありますよね。
今回は、このような場面で取るべき初動について改めて説明したいと思います。
| 【今回のテーマ】PCウィルスに感染したかも？と思った時に取るべき初動 |
既に理解している方も多いと思いますが、
大事なことは、PCをすべてのネットワークから遮断することです。
これは、コロナやインフルエンザと同じで、感染の疑いがある人を非感染者集団から隔離するように、
PCを社内ネットワークやインターネットから切断し、PCを孤立させれば、情報漏洩や他PCへの感染拡大を阻止できます。
具体的に、取るべき初動は下記３点となります。
① LANケーブルを抜く
② 携帯ネットワークをオフにする（または物理的にSIMカードを抜く）
③ Wi-Fiをオフにする
上記①～③が思い出せない場合は、電源ボタン長押しで、PCを強制終了すると覚えておいてください。
※時々、電源ボタンを長押ししてもなかなかPCの電源が落ちない場合もありますが、画面やランプが消えるまで、根気強く長押しし続けてください。
①は理解していても、②③については、忘れがちな方も少なくないのではないでしょうか？
②③をしていないと、インターネットに接続されたままのため、インターネットを介し、
気づかないうちにPCの情報が攻撃者へ送信されてしまうといったリスクがあり、危険な状態です。
また「何かあれば情シスに電話すれば大丈夫」と思っていても、就業時間外や休日など、情シスに電話が通じない時もありますので、
まずは、上記３点、特に②③の手順が分からない方は次のセクションを読んで手順を覚えておきましょう！
| 【手順】携帯ネットワーク / Wi-Fiをオフにする |
①画面右下の時刻表示の近くにあるネットワークアイコン（赤枠）をクリック
※画像はLANケーブルを先に抜いてあり、携帯ネットワークまたはWi-Fiに接続した状態です。
【携帯ネットワークの場合】 【Wi-Fiの場合】
②青色（オン状態）になっているボタン（赤枠）をクリック
【携帯ネットワークの場合】 【Wi-Fiの場合】
③青色のボタンが灰色（オフ状態）に変わったことを確認
【携帯ネットワークの場合】 【Wi-Fiの場合】
| 【注意】マイクロソフトやマカフィーなどを装った詐欺について |
ここ数年、マイクロソフトやマカフィーを装い、あたかもウィルスに感染したかのような警告が表示されたという例が社内でも複数報告されています。
このような偽の警告の場合、人を心理的に焦らせて「～まで連絡してください」「～をクリックして～してください」などのメッセージで詐欺サイトなどに誘導します。
間違っても、このようなメッセージの指示には従わないようご注意ください。
このようなケースでも、まずは安全策として、PCをすべてのネットワークから遮断した上で、情報システム部へお電話ください。
【参考情報】
Microsoft「マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください」
McAfee「マカフィーを装う偽のポップアップ通知と問題の解消方法について」
| まとめ |
いかがでしたか？
”そんなこともう分かっているよ” という声も聞こえてきそうですが、実際、私が日々の社内問い合わせ対応に携わっている中で、ウィルス感染疑惑の連絡をいただいた方の内、殆どの方が、LANケーブルは抜いていても、携帯ネットワークやWi-Fiは接続したままの状態でした。
また、ウィルス感染した時の初動も大切ですが、日々のメールやネットブラウジングで感染しないように注意を怠らないことも大切です。
”よくわからないメールで、すぐにリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりしない”
”ブラウザでポップアップされた画面で、内容が良く分からないのにボタンを押したりしない”
など、注意していきましょう！
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