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疲れ様です!情報システム部の 佐久間です。 |
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| Ⅰ.フリーWi-Fi(ワイファイ)の危険性 | ||||||||||||||||||||
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公共の場所や飲食店で「フリーWi-Fi(ワイファイ)」を使える場所が増えてきました。 |
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| 1.フリーWi-Fiとは? | ||||||||||||||||||||
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フリーWi-Fiとは、原則、”無料”で”不特定多数の人々”が”自由に利用する”ことが出来る”Wi-Fiアクセスポイントサービス”を指します。 |
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フリーWi-Fi サービスは、さまざまなところで提供されているので、普段、プライベートで、ファーストフードやカフェチェーンの各店内、遊興施設やホテル等で利用している方も多いと思います。 ただし、PMKでは、業務用PC及び業務端末iPhone/iPad等の社用の各情報デバイスで、許可の無いネットワークであるフリーWi–Fiサービスに接続することは禁止しています。
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何故、フリーWi-Fiサービスの利用を禁止されているのでしょう? |
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| 2.フリーWi-Fiを使用する危険性 | ||||||||||||||||||||
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フリーWi-Fiは外出先でスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどでインターネットを利用する際に便利です。 その反面、フリーWi-Fiを利用することによる危険性も指摘されています。とくに次の2点には注意が必要です。 |
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| 1)盗聴・のぞき見 | ||||||||||||||||||||
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暗号化されていないフリーWi-Fiでは、通信が盗聴、のぞき見される可能性があります。 通信内容が暗号化されていないと利用者が閲覧しているWebサイトのURLや履歴、メールの内容などを、同じフリーWi-Fiに接続している第三者が簡単に取得できます。 |
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| 2)なりすましアクセスポイント | ||||||||||||||||||||
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正規のフリーWi-Fiと同名、または似たネットワーク名のアクセスポイントである「なりすましアクセスポイント」に接続したために、情報を抜き取られるなどの被害に遭うケースがあります。 「なりすましアクセスポイント」は、悪意ある人物が盗聴、のぞき見、端末の乗っ取りなどを目的として仕掛けた巧妙な罠です。 また、暗号化されているフリーWi-Fiサービスでも、多くの場合、暗号化キーは何らかの形で公開されています。 |
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フリーWi-Fiに接続すると、具体的にどの様な危険性があるのでしょうか? ・メールやSNSなどの通信内容を見られてしまう。漏れてしまう。 実際、「X(…旧Twiiter)」や「Instagram」のSNSアカウントが乗っ取られた!…ネットバンキングやクレジット情報が盗まれて、覚えのない預金引出しや請求があった! |
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| そして、特に注意が必要なフリーWi-Fiは…? | ||||||||||||||||||||
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先ず、ハッカーがターゲットにするのは、重要な情報を扱う不特定多数の人々が使う可能性が高いフリーWi-Fi サービスを狙います。 そのターゲットとなるのが、ビジネスホテルやリゾートホテルのフリーWi-Fiです。ビジネスホテルやリゾートホテルの館内フリーWi-Fiの利用者は、重要な情報を持っている可能性が高いからです。ホテル館内のフリーWi-Fiを狙って、個人情報や機密情報等、接続したPCやスマホのデータを抜き取ってしまう「Darkhotel(ダークホテル)」と命名されているウィルス・マルウェアも存在します。 出張等でホテル・旅館に宿泊する際、ホテル館内サービスのフリーWi-Fiに接続は、決して行わない様にしましょう。 |
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いかがですか?…如何にフリーWi-Fi を利用することは危険性が高いことを認識いただけたかと思います。 フリーWi-Fi にPCやスマホを接続することは、不特定多数の人が接続している同一のネットワークに繋ぐことになります。 PMKのルールで、業務用PC及び業務端末iPhone/iPad等の各情報デバイスのフリーWi-Fi接続を禁止されている理由をご理解いただければと思います。 |
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| Ⅱ.自宅のWi-Fi環境で押さえておきたいセキュリティ対策のポイント | ||||||||||||||||||||
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リモートワークの際に自宅の無線Wi-Fi 環境を使用している方は多いと思います。 |
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| 1.リモートワーク時に自宅Wi-Fiを利用することによるリスク | ||||||||||||||||||||
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PMKのリモートワークは、原則、自宅個室での在宅勤務がルールです。その際、利用するネットワーク環境は自宅のネットワーク環境の利用を許可しています。 Wi-Fiルーターへの接続は、WPS(Wi-Fi Protected Setup)やAOSS(AirStation One-Touch Secure System)といった簡単な接続設定で、ほぼ知識なしでも初期設定は完了してしまいます。ただ、その簡単に使える「Wi-Fi」という可視化できないアクセス手段を使用すると言うことは、裏を返せば、自身が見えないところでも知らない人がアクセスできるということでもあります。つまり、不特定多数の者による不正アクセスのリスクが生じているということになります。 Wi-Fiルーターを介すれば、同一ネットワーク内のユーザー間で、端末、およびルーターの設定次第ではファイルの共有も可能になります。 |
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| 2.自宅のWi-Fi環境のセキュリティ対策ポイント | ||||||||||||||||||||
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先ず、自宅Wi-Fi環境におけるセキュリティ対策は、「接続させない」、「接続されても制御させない」、「暗号化してデータを読ませない」がポイントになります。 |
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| 1)SSIDのネーミング・設定を変更する | ||||||||||||||||||||
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Wi-Fiルーターの圏内にあるネットワーク機器には、接続可能なアクセスポイントの「SSID」が通知されます。 その「SSID」を、例えば「(個人名)_home_wifi」のような、個人を類推できてしまう命名は避けましょう。 また、機種によっては製造元や機種の名称に関連する文字列がSSIDに含まれていることがあります。 仮にそのWi-Fiルーターの脆弱性が発覚した場合、その機種を狙った攻撃のターゲットとなりかねないからです。その製造元のWi-Fiルーターに脆弱性が見つかった場合、悪意のある第三者はツールを用いてその機器を探し出します。 |
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| 2)ルーター管理用IDやパスワードを複雑にする | ||||||||||||||||||||
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工場出荷時の初期設定のままで無線LANルーターを利用するのも避けましょう。 無線LANルーターの中には、初期設定ユーザーID・パスワードが機種ごとに一律で設定されているものが少なからず存在します。 少なくともログイン用のパスワードだけでも、複雑で推測できないものに変更しておきましょう。 |
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| 3)WPA3などの最新ネットワークセキュリティ規格を使用する | ||||||||||||||||||||
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接続に使用するWi-Fiのセキュリティ方式について、WPA3を利用を推奨します。 WPA3はWPA2で大きな懸念とされたKRACK(Key Reinstallation AttaCKs)と呼ばれた脆弱性を、SAEハンドシェイクの技術を採用したことで解消しています。 今後、新たなルーターを購入する場合は、WEPやWPA2の規格のみ対応している機種はお勧めできません。 |
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| 4)ルーターのファームウェアを最新にする | ||||||||||||||||||||
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Wi-Fiルーターは、その製造元が、機能改善やセキュリティ向上のためにファームウェアをアップデートすることがあります。 |
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| 3.自宅の「Wi-Fi ネットワーク」の保護は必須 | ||||||||||||||||||||
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昨今のスマホの普及もあって、インターネットへの接続は有線ではなく無線が基本というユーザーがほとんどではないでしょうか? こうした事態を防ぐために、「ゲストポート機能」を利用することを1つのアイデアとしてご紹介します。 例えば、あるメーカーのWi-Fi ルーターの場合、ゲストポート機能をONにすると、「Guest-XXXX」という名のゲスト専用のSSIDが表示されます。 また、自宅PCにも必ず総合セキュリティソフトをインストールしておくことも対策として講じておきましょう。また、PCのみならず、スマホでネットショッピング、ネットバンキング等をよく利用する方も、スマホにもセキュリティソフトをインストールしておくこともお薦めします。かつてのようなウイルスチェック機能だけでなく、総合的な安全性を確保するためのツールとなっているセキュリティソフトも活用しながら、適切に自宅のネットワークを保護するようにしましょう。 |
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| Ⅲ.理解度チェック | ||||||||||||||||||||
| 今回の記事に対する設問を2問準備してあります。下記リンクから、理解できているかチェックしてみましょう。 回答後、「送信」ボタン押下で「完了しました」画面になりますので「結果の表示」ボタンを押下して結果をご確認ください。 |
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| Ⅳ.次回告知 & バックナンバー | ||||||||||||||||||||
| ・次回の「3分IT」は 2023年 11月 15日公開予定です! | ||||||||||||||||||||
| ・バックナンバー一覧はこちら! | ||||||||||||||||||||
情報システム部





