【初歩から始めるPCテク】Excelの基礎知識 ~IF関数~

皆さま、お疲れ様です。

人事企画課より、【初歩から始めるPCテク】の5回目をお送りします。(全6回シリーズ)

いまさら人に聞けないけれど、何となく使っているPCスキルの”キホン”を押さえる内容になっておりますので、

業務を始めた時のドキドキを思い出しながらご覧ください。

 

第5回目のテーマは、第4回に引き続き「Excelの基礎知識」✨

基礎知識の中から、「IF関数」をお伝えします。

 

今回のBGMはE.エルガーの威風堂々👑

 

IF関数条件を判断する時に使う関数です。

IFという単語は、「もしも」「もし~ならば」などと和訳されますよね。

その意味通り、IF関数は「もし~が~ならば・・・」というように、こちらが作成した条件に応じて、結果を分岐させることができます。

 

例えば、

「点数が150点以上だったら ”合格” 、そうでなければ ”不合格” と表示」、

「売上合計が50,000以上だったら ”〇” 、50,000未満だったら ”✕” と表示」というように使えます。

 

式の形式は以下のようになっています。

 

 

 

 

 

式の中の「論理式」「真(しん)の場合」「偽(ぎ)の場合」という単語は、日常で耳馴染みがないのでイメージが浮かびにくいですね。

それぞれの役割がありますので、一つずつ見ていきます。

 

最初に「論理式」ですが、ここには「条件を表す式」を記入します。

論理式には、比較演算子と呼ばれる「>」「<」「=」などの記号を使用します。

馴染みのある記号ですが、改めて記号の意味をおさらいしましょう。

 

 

数学で不等号「≧」「≦」を使ったのを覚えていますか?

「>=」「<=」は同じ意味です。ちなみに「≧」「≦」は「だいなりいこーる」「しょうなりいこーる」と入力し変換すると記号が出てきます。

Excel関数では「≧」「≦」の記号は使えないので。「>=」「<=」と入力します。

 

 

続きまして、「真の場合」「偽の場合」について役割を見ていきます。

「真の場合」には、条件の結果が真(TRUE)の場合に表示する値を指定します。

「偽の場合」には、条件の結果が偽(FALSE)の場合に表示する値を指定します。

言葉は難しいのですが、「もし~だったら真(TRUE)、そうでなかったら偽(FALSE)を表示するという意味です。

以下のような分岐図でイメージできます。

 

 

 

 

 

TRUE(トゥルー)は「事実、ありのまま、当てはまる」などを意味する言葉で、IF関数では「真の場合」と訳されます。

FALSE(フォールス)は「誤り、不正、虚偽」などを意味する言葉で、IF関数では「偽の場合」と訳されます。

 

 

使って見ないと良くわからないですね。では実際に式を入力しながらご説明します。

例として、下の表 ”社内技能試験” を元に操作を行っていきます。(お名前は有名球団の選手からお借りしました)

F列「評価A筆記と実技の合計点が150点以上ならば「合格」、そうでなかったら「不合格」を表示する式を入力します。

 

 

 

 

 

 

 

IF関数を入力する方法はいくつかありますが、ここでは数式タブの中の「論理」ボタンからIF関数を挿入します。

 

① IF関数を挿入するセルを選択(例として【F4セル】を選択)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

➁ 数式タブの中、「論理」ボタンからIF関数を挿入

 

 

 

 

 

 

 

 

 

➂ IF関数のダイアログボックスが表示される

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

➃ [論理式]に「合格点が150点以上」ならばという判断の基準となる数式を設定

  (ここでは、【D4セル】の値より「150点以上」を意味する D4>=150 を入力)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤ [ 真の場合]に論理式を満たした場合に表示する値を入力する 

 (ここでは150点以上の場合「合格」と表示させたいので「合格」の文字を入力)

 

 

⑥ [偽の場合]に論理式を満たさない場合に表示する値を入力する

     (ここでは150点に満たない場合「不合格」と表示させたいので「不合格」の文字を入力) 

⑦ 入力が終わったらOKボタンをクリックする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑧ 【D4セル】は150点以上なので、【F4セル】には合格と表示される

  【F5セル】~【F10セル】まで式をコピーするため、【F4セル】を選択しセルの右下隅の■(フィルハンドル)にマウスポインターを合わせ、

  「+」の形に変わったらダブルクリックをする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑨ 【F5セル】~【F10セル】までの数式がコピーされ結果が表示される

 

 

 

 

 

 

 

 

 

論理式から、2つの結果を表示させることができました。

例では表示される結果に文字を入力しましたが、空欄にしたい場合は「””」と半角でダブルクォーテーションを2つ続けて入力します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IF関数は文章や分岐図でイメージすると理解しやすいです。

使いこなすまでは難しいのですが、色々操作してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回説明に収まらなかった部分も多いので、次回もIF関数のご説明をさせて頂きます。

どうぞお楽しみに♪

 

 

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【初歩から始めるPCテク】シリーズ

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Excelの基礎知識 ~画面構成とセルの書式設定~

Excelの基礎知識 ~Excel関数のルールとSUM関数~

 

ここまで、ご覧くださいましてありがとうございます!

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次回は3月22日に掲載します。

ガバナンス部 人事課
人事企画課

9件のコメント

  1. ありがとうございます!
    「IF」は奥が深いですよね。
    詳しくご説明下さり助かります。

    • 阿比留さん、コメントありがとうございます!
      IF関数は奥が深い関数ですよね。お伝えすることが多くて2回に分けるようになりました💦
      記事がお役に立てて嬉しいです☺

  2. なんとなく使ってしまっている部分があるので、このように論理立てて説明してもらえるとても勉強になります!毎回わかりやすい編集ありがとうございます!

    • 船渡さん、コメントありがとうございます!
      普段使っている方にも復習に読んでいただきたいと思って書いておりましたので、記事がお役に立てて嬉しいです。説明が長くなってしまったので、次回もIF関数をご説明させていただきます。また読んでいただけると嬉しいです^^

  3. IF関数には日頃より大変お世話になっています!
    とても分かりやすいご説明ありがとうございます✨めちゃくちゃいい復習になりました~!次回のご説明も期待…😍

    • 伊藤さん、コメントありがとうございます!
      普段から活用されている伊藤さんにわかりやすいと褒めて頂けて天にも上る心地です。復習のお役に立てて良かったです。次回もIF関数のご説明となりますが、期待に応えられるよう頑張ります^^

  4. EXCELスキル(=sum関数)から卒業できない歴20年の私ですが、これを機に卒業します(笑)

    • 尾中さん、コメントありがとうございます!
      そしてIF関数への入学ありがとうございます(笑)

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